タクロウ日記

~過ぎ去りし日々を求めて~

翻訳ソフト『Translator++』について①

どうも、タクロウです。

実に一週間ぶりの日記更新となってしまいました。

今後も同じようなダラダラとした更新になるかと思います。

 

今回は趣味で使っている翻訳ツール "Translator++" の備忘録となります。

海外製のゲーム翻訳に使っており、大変お世話になっています。

ちなみに、現在の使用バージョンは "Ver.5.3.31B" となります。

とりあえず、ソフトの導入から基本画面説明までを記載したいと思います。

【Translator++とは】

Dreamsavior様により開発されたゲーム用の翻訳ソフトウェアになります。

元々はRPGツクールMV専用に作られたツールコレクション『RMMV Toybox』の1つだったそうです。

現在はツクール系ゲームエンジン以外でもいくつか対応しています。

【対応ゲームエンジン

 ・RPGツクール系(2000 , 2003 , XP , VX , VX Ace , MV , MZ)

 ・WOLF RPG

 ・VN(ビジュアルノベル)系

  (ArcGameEngine , Artemis , Buriko General Interpreter / Ethornell , CatSystem2 , SystemNNN など)

 ・Unity Soft

 ・ティラノスクリプト

 ・スプレッドシート系(xls, xlsx, ods, xml, html, sylk, gnumeric, csv

 ・Ren'Py

 ・Kirikiri Adventure Game(KAG)

【Translator++のダウンロード】

Translator++のダウンロードは下記のリンク先より可能です。

"Latest version(最新バージョン)" と "Public version(公開バージョン)" の2つありますが、無料の "Public version" をダウンロードします。

ファイル解凍用のパスワードも忘れずにメモしておきます。

また、インストール要件も下部に記載されていますので確認しておきます。

ダウンロードしたファイルは、任意のフォルダに解凍します。

7z形式で圧縮されているため、解凍には対応した解凍ソフトが必要です。

インストールされていない場合は、下記のリンク先より "7-Zip" が入手可能です。

 

解凍時にパスワードの入力を求められますので、メモしたパスワードを入力後に「OK」をクリック。

解凍したフォルダ内の "Translator++.exe" を実行するとソフトが起動します。

初回起動の場合、下記のような情報画面が出てきます。

"Do not show this message again!" にチェックを入れて「Close」をクリックします。

【Start画面説明】

①の "Start a New Project" から翻訳作業を開始できます。

また、後述のHome画面ツールバー内にある "New Project" からでも可能です。

 

②の "Open Project" から任意のプロジェクトを選択することで翻訳作業を再開できます。

また、後述のHome画面ツールバー内にある "Open" からでも可能です。

 

③の "Your recent translation" は最近行った翻訳プロジェクトを表示してくれます。

初回は何もないはずなので、"No projects yet" になっています。

ちなみに、クリックすると Dreamsavior.net のオンラインドキュメントページに飛びます。

また、"F1"キーを押すと Translator++ のオンラインヘルプに直接飛べます。

【Home画面説明】

Home画面は、大きく4つに分かれています。

①のツールバーから各種コマンドを選んで保存や機械翻訳などの作業が行えます。

②には翻訳元データを読み込んだ際、データのリストが表示されます。

③には翻訳元のオリジナル文章と翻訳時の翻訳文章がリスト表示され、翻訳文章は編集が可能です。

④にはオリジナル文章の詳細(idやnameなど)や翻訳文章が表示され、翻訳文章は編集が可能です。

 

ツールバーの各アイコンには以下の機能があります。

NewProject:新規プロジェクトの開始

Open:任意プロジェクトの読み込み

Save file:プロジェクトデータを "autosave.json" として上書き保存

(保存先について)
 ・保存先は後述の "Project Properties" 内の "Staging - Staging Path" に記載
 ・下記の "Save As" にて "Trans file" で保存した場合はそちらに ".trans" で上書き保存

Save As:プロジェクトデータに名前を付けて任意の場所へ保存

(保存形式について)
 ・Trans file:拡張子 ".trans" にて保存(JSON形式の情報を含むTranslator++専用ファイル)
 ・Translator++ Project Package (TPP) file:拡張子 ".tpp" にて保存(プロジェクトバックアップ用)

Import Project:以下のファイル形式データをプロジェクトへインポート

Export Project:以下のファイル形式データでプロジェクトをエクスポート

Inject / apply translation:翻訳データを元データに適用

Batch translation機械翻訳による一括翻訳を実行

Execute Global Level Custom Scriptスクリプト実行用のグローバルワークスペースを表示

 Translation memory:翻訳の記憶や読み出し(※パトロン専用機能)

Toggle Active Cell Info:詳細情報画面のON/OFF切り替え

Options:オプション設定

Project Properties:プロジェクトのプロパティを表示

Get Help (F1):オンラインヘルプを表示(F1キーと同様な機能)


とりあえず、基本画面の説明までとします。

今後、実際の翻訳操作などを備忘録に記載していけたらと思ってます。

まぁ、いつになるか分かりませんが…